日銀が19日、ついにマイナス金利政策の解除を決めた。一般の生活者が最も気にするのは変動型住宅ローン金利への影響と考えられるが、日銀の決定からは、既に借りている人にとって重要な基準金利の引き上げが広がらないようにする配慮が見て取れる。 低金利を理由に人気を集めてきた変動ローン金利の上昇は経済全体への影響が大きい。金融政策の正常化のスタートとなる17年ぶりの利上げを円滑に実施するため、家計への影響を…
19日の東京外国為替市場で円安・ドル高が進み、2週間ぶりに一時1ドル=150円台を付けた。同日まで開いた金融政策決定会合で日銀がマイナス金利政策の解除を決定した。17年ぶりの利上げで通常であれば円高要因にも思えるが、膨らんだのはむしろ円売りだ。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退するなか日銀が追加利上げ方針を示さなかったことで、円売り・ドル買いに安心感が強まっている。 午後0時35分、日…